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各年の割引率にキャッシュフローと年の数を掛けて、1年目から7年目までの和をとり.1年目から7年目までのキャッシュフローの現在価値の和で割ったものがデュレーションということになります。
この例では、N×(d)の和を(d)の和で割ったものになります。 いうまでもありませんが、ここで、(d)の和はこの時の債券の値段と等しくなります。
7年債のデュレーションは6.2でした。 10年債のデュレーションはいくらになるのか計算してみましょう(表3-10)。
10年債のデュレーションは7.9です。 したがって、この場合10年債を購入した方が、金利低下のメリットをより享受することができます。

いかがですか。 このようにデュレーションは、金利の動きに対しどのような債券を購入をすべきか、またポートフォリオ全体をどのように構築すべきかを判断するときの一つの目安として利用可能です。
例えば、ポートフォリオ全体のデュレーションは各々の債券のデュレーションを計算し、各々の債券の残高で加重平均することによって求めることが可能です。 この結果、金利が低下することが予想される場合には、ポートフォリオ全体のデュレーションを上げることによって、金利低下のメリットをより多く享受することが可能になります。
以上で債券投資に関する基本的な理論の説明を終えますが、最近は、金利も自由化が進み、従来にないような金利の動きも出てきています。 この結果、最近の投資戦略では、単に金利が上昇するか、下落するかではなくて、債券の満期ごとに金利の動きを予測し、ポートフォリオの投資方針を決めるようになってきています。
また、デュレーションの使い方もかなり高度な使い方が考えられるようになってきており、債券ごとのデュレーションより、ポートフォリオ全体に応用する考え方が使われるようになってきています。 では、最後にデリバティブを使った利回り向上の方法について簡単にご説明しましょう。
ここではいままでご紹介した、オーソドックスな利回り向上策のほかに最近注目を浴びているデリバティブを用いた利回り向上の方法を簡単にご紹介します。 デリバティブのところで簡単にオプションの説明をしましたが、その時にオプションを売ればお金(プレミアム)が貰えるという部分があったのを覚えておられると思います(表1-10参照)。
今、仮に債券を中心にしたポートフォリオを運用しているとして、金利が上昇すると予想した場合、コールオプションを売ればプレミアムが手に入ります。

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